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春の嵐が吹き荒れる
春になりました。
例年よりも寒暖の差が激しく風も強く感じます。
トランプ氏は選挙公約を実行しているだけにも思うのですが、その実行力に驚き株式市場は大荒れです。
強風に吹き飛ばされないよう、踏ん張りましょう。
値段がつくと言うことは売っている人がいれば買っている人もいるということです。
どちらを選択するにせよ、できれば目をつむるのではなくしっかりと向き合っておくと良いかと存じます。
そして下げたときにニンマリできる方はよく儲かります。
NISAで投資を始めたばかりの方にとってはいきなりの大荒れで怖くなってしまったりもするかもしれません。
最初に始めたときの気持ちを思いだし、気持ちの変化もよく覚えておきましょう。
後で必ず役に立ちます。
投資はしばしば胆力を求められる。人の一生とよく似ていますね。
さて移動中値線によるトレンド分析です。
4月になって相場は崩れていますがここは3月末時点の結果をお知らせします。
ヨーロッパが変わらず総じて強いですが、フランスのモメンタムが陰転したこととドイツでSellマークが出たことが気になります。
ロシアは陽転しました。
アメリカ、中国は上昇トレンドの中で一服。
日本は弱い。
韓国は下降トレンド。
インドは株価は下がってきているがまだ下降トレンドまでは入っていない状態。
ブラジルは移動中値線では下降トレンドの中にいますがモメンタムでは陽転しました。
3月末時点ではじんわり弱くなってきている感じです。
風にも風邪にも気をつけて元気に過ごしましょう。
(図1)
世界各国の株価指数よりIFA岩野優子作成
(図2)
世界各国の株価指数よりIFA岩野優子作成
(図1 注釈)
黄色いラインのトレンド分析を重視します。12か月間の高値と安値の平均が前月に比べて上昇したら〇、下降したら●です。
その下の2本線は黄色いラインの〇と●をより詳しく表記したもので、トレンドの強さは□、〇、△、▲、●、■の順番です。
下段の黄色いラインは月次ベースのモメンタム。
モメンタムは当月の終値を前年同月の終値で割って算出し、その数字の変化をみます。
数値が1よりも大きければ(当月の終値が前年同月の終値よりも高ければ) ○ 、数値が1よりも小さければ● です。
数値が0.75を下から上へ抜けてきた時にはBuyマークをつけ、1.25を上から下へ抜けてきた時にはSellマークをつけています。
モメンタムはトレンド分析よりも早めにシグナルが出る一方、だましも入りやすいのであくまでも補足としてみています。
(図2 注釈)
図2は図1の白いラインの□を3点、◯を2点、△を1点。■を−3点、●を−2点、▲を−1点にして表にしました。
この移動中値線によるトレンド分析は日々、日中の高値、安値を計測し、毎月月末に締めてトレンドを観測しています。
大まかな株価トレンドを見るためのものですので実際の投資タイミングにつきましては他の要素も勘案しご自身でご判断ください。
(4月8日)
金融商品取引法に基づく表示
https://www.aipf.co.jp/finance.html