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今年はどんな締めくくりになるのでしょう
12月に入りました。
今年もあと一月。日が暮れるのが早くなりました。
街の灯りがとてもきれいです。
しかしまだ厚手のコートはいらない感じ。着実に温暖化しているんですね。
さて11月末時点の移動中値線による株価トレンド分析です。
大統領選挙という大きなイベントが終わったアメリカは高値を更新し強い勢いを保っています。
10月末に比べて世界全体のトレンドは弱まったものの、上昇トレンド継続中。
しかしながら先行指標となるモメンタム(前年同月との株価比較)が悪くなっています。
アメリカ、ドイツ、イタリア、日本にモメンタムのSellマークが出ています。
モメンタムのSellマークは、前年同月比で25%以上高い状態にあった株価が25%を割り込んだときに点灯します。
1国だけならまだしも4カ国で出たということは見逃せないシグナルです。
そしてドイツと韓国はモメンタムが陰転しました。
先月、「統計的にみると、秋の投資は勝率が高い」と申しましたが、11月のデータ分析からすると用心する必要がありそうです。
注:投資のご判断は自己責任!!
(図1)
世界各国の株価指数よりIFA岩野優子作成
(図2)
世界各国の株価指数よりIFA岩野優子作成
(図1 注釈)
黄色いラインのトレンド分析を重視します。12か月間の高値と安値の平均が前月に比べて上昇したら〇、下降したら●です。
その下の2本線は黄色いラインの〇と●をより詳しく表記したもので、トレンドの強さは□、〇、△、▲、●、■の順番です。
下段の黄色いラインは月次ベースのモメンタム。
モメンタムは当月の終値を前年同月の終値で割って算出し、その数字の変化をみます。
数値が1よりも大きければ(当月の終値が前年同月の終値よりも高ければ) ○ 、数値が1よりも小さければ● です。
数値が0.75を下から上へ抜けてきた時にはBuyマークをつけ、1.25を上から下へ抜けてきた時にはSellマークをつけています。
モメンタムはトレンド分析よりも早めにシグナルが出る一方、だましも入りやすいのであくまでも補足としてみています。
(図2 注釈)
図2は図1の白いラインの□を3点、◯を2点、△を1点。■を−3点、●を−2点、▲を−1点にして表にしました。
この移動中値線によるトレンド分析は日々、日中の高値、安値を計測し、毎月月末に締めてトレンドを観測しています。
大まかな株価トレンドを見るためのものですので実際の投資タイミングにつきましては他の要素も勘案しご自身でご判断ください。
(12月4日)
金融商品取引法に基づく表示
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