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この夏の日本は地面も天気も株式市場も大荒れでした
8月はお盆の時期に南海トラフ、夏休みの終わりに大雨と自然災害に身構えた一月でした。
日本は自然災害の心配にさらされている一方、豊かな四季を味わうこともできます。
環境の変化に対応できる国民なのかもしれませんね。
備えながら楽しみも見つけていきましょう。
株式市場も8月は世界中で大きく動きました。
特に日本の下げは大きく、その後弾みをつけて上昇した銘柄もあれば戻りの悪い銘柄もありまちまちです。
季節的には、9月10月の世界の株式市場は下がることが多かったようです。
今年もそうなるとは限りませんが、お安くなったら、お気に入りの株をこつこつ仕入れてみては如何でしょう。
美味しい栗が転がってくるかもしれません。
さて8月末時点の移動中値線によるトレンド分析です。
世界全体で見ると3月にトレンドの合計値が+22をつけて以降、じりじりと下げてきて8月は+6になりました。
中国に続いてロシアが下降トレンド入りしました。
数値は弱くなっていますが、11各国の内9ヶ国がまだ上昇トレンドの中にいます。
上値を更新している国も4ヶ国あります。
トレンドは弱くなっているものの方向性は変わっておらず、上昇トレンド継続中。
(9月2日記)
(図1)
世界各国の株価指数よりIFA岩野優子作成
(図2)
世界各国の株価指数よりIFA岩野優子作成
(図1 注釈)
黄色いラインのトレンド分析を重視します。12か月間の高値と安値の平均が前月に比べて上昇したら〇、下降したら●です。
その下の2本線は黄色いラインの〇と●をより詳しく表記したもので、トレンドの強さは□、〇、△、▲、●、■の順番です。
下段の黄色いラインは月次ベースのモメンタム。
モメンタムは当月の終値を前年同月の終値で割って算出し、その数字の変化をみます。
数値が1よりも大きければ(当月の終値が前年同月の終値よりも高ければ) ○ 、数値が1よりも小さければ● です。
数値が0.75を下から上へ抜けてきた時にはBuyマークをつけ、1.25を上から下へ抜けてきた時にはSellマークをつけています。
モメンタムはトレンド分析よりも早めにシグナルが出る一方、だましも入りやすいのであくまでも補足としてみています。
(図2 注釈)
図2は図1の白いラインの□を3点、◯を2点、△を1点。■を−3点、●を−2点、▲を−1点にして表にしました.
この移動中値線によるトレンド分析は日々、日中の高値、安値を計測し、毎月月末に締めてトレンドを観測しています。
大まかな株価トレンドを見るためのものですので実際の投資タイミングにつきましては他の要素も勘案しご自身でご判断ください。
(9月2日)
金融商品取引法に基づく表示
https://www.aipf.co.jp/finance.html