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8月、日本の株式市場は歴史的な下落と上昇を記録しました
8月に入り日本の株式市場は歴史的な下落と上昇を記録しました。
日経平均株価は1日975円、2日2216円、5日4451円、3日間で7642円下落し、6日には3271円上昇しました。
きっかけは日銀の利上げと引き締め気味な金融政策の見通し。
それに加えてアメリカの経済指標が良くありませんでした。
様々な要因はあるものの、大きな値動きとなった根底には技術革新があると思います。
インデックス投資やシステム売買、AIを使った投資は便利な反面一方向に動きやすい。
さすがに4451円の下落は驚きでしたが、これからは価格変動に慣れていく必要があるのかもしれません。
振れ幅が大きい場面での心構えとして
①静観する
②目先の値動きを投機と割り切って無理のない範囲でチャレンジする
③いつも通り、落ち着いて資産価値、将来の成長性を考えて投資する
狼狽売りだけは避けたいところです。
急に全面安となった時には自分がよく知っているお気に入りの会社を買ってみてはいかがでしょうか。
株式市場だけでなく、いろいろなモノの価格や価値は変わっていくもの。
変化に柔軟に対応していくしなやかさが必要ですね。
さて7月末時点のトレンド分析です。
7月末時点の移動中値線によるトレンド分析の結果はほぼ先月末と変わりません。
全体としては上昇トレンド継続中です。
さて8月末どんな結果になるでしょう。
(図1)
世界各国の株価指数よりIFA岩野優子作成
(図2)
世界各国の株価指数よりIFA岩野優子作成
(図1 注釈)
黄色いラインのトレンド分析を重視します。12か月間の高値と安値の平均が前月に比べて上昇したら〇、下降したら●です。
その下の2本線は黄色いラインの〇と●をより詳しく表記したもので、トレンドの強さは□、〇、△、▲、●、■の順番です。
下段の黄色いラインは月次ベースのモメンタム。
モメンタムは当月の終値を前年同月の終値で割って算出し、その数字の変化をみます。
数値が1よりも大きければ(当月の終値が前年同月の終値よりも高ければ) ○ 、数値が1よりも小さければ● です。
数値が0.75を下から上へ抜けてきた時にはBuyマークをつけ、1.25を上から下へ抜けてきた時にはSellマークをつけています。
モメンタムはトレンド分析よりも早めにシグナルが出る一方、だましも入りやすいのであくまでも補足としてみています。
(図2 注釈)
図2は図1の白いラインの□を3点、◯を2点、△を1点。■を−3点、●を−2点、▲を−1点にして表にしました.
この移動中値線によるトレンド分析は日々、日中の高値、安値を計測し、毎月月末に締めてトレンドを観測しています。
大まかな株価トレンドを見るためのものですので実際の投資タイミングにつきましては他の要素も勘案しご自身でご判断ください。
金融商品取引法に基づく表示
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