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良いことも悪いこともずっと続くわけではないようです
ロシア、ウクライナの戦闘に続き10月はイスラエル、ガザ地区でたくさんの命が失われました。
それにもかかわらず11月に入って非情にも株式市場は急反発しています。
対岸の火事だからでしょうか。戦争は「売り」ではなさそうです。
さて10月末時点の移動中値線によるトレンド分析をしてみましょう。
全体感で見ると先月より1ポイント上昇し、改善が見られます。
先行指数の役目を果たすモメンタムではドイツとイタリアにSellマークが出て、
韓国とブラジルが陰転しました。
11月に入って株式市場は大きく反発していますがまだヒヤッとする場面があるかもしれません。
株式市場は何時でも上がったり下がったりの繰り返し。
それでも長い目で見れば右肩上がり。
失敗するのは心まで揺さぶられてしまうから。
どっしり構えて自分の資産を育てましょう。
(図1)
世界株式指数よりIFA岩野優子作成
(図2)
世界株式指数よりIFA岩野優子作成
(図1 注釈)
黄色いラインのトレンド分析を重視します。12か月間の高値と安値の平均が前月に比べて上昇したら〇、下降したら●です。
その下の2本線は黄色いラインの〇と●をより詳しく表記したもので、トレンドの強さは□、〇、△、▲、●、■の順番です。
下段の黄色いラインは月次ベースのモメンタム。
モメンタムは当月の終値を前年同月の終値で割って算出し、その数字の変化をみます。
数値が1よりも大きければ(当月の終値が前年同月の終値よりも高ければ) ○ 、数値が1よりも小さければ● です。
数値が0.75を下から上へ抜けてきた時にはBuyマークをつけ、1.25を上から下へ抜けてきた時にはSellマークをつけています。
モメンタムはトレンド分析よりも早めにシグナルが出る一方、だましも入りやすいのであくまでも補足としてみています。
(図2 注釈)
図2は図1の白いラインの□を3点、◯を2点、△を1点。■を−3点、●を−2点、▲を−1点にして表にしました.
この移動中値線によるトレンド分析は日々、日中の高値、安値を計測し、毎月月末に締めてトレンドを観測しています。
大まかな株価トレンドを見るためのものですので実際の投資タイミングにつきましては他の要素も勘案しご自身でご判断ください。
金融商品取引法に基づく表示
https://www.aipf.co.jp/finance.html
(2023年11月7日記載)