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五月晴れ
「セリングメイ」という言葉がありますが、5月の日本株は強かった。
買いの主体は海外勢。
デフレ慣れした私達日本勢にとって波に乗っていくのは容易ではありませんね。
なかなか悩ましい5月でしたが、保有している資産が膨らんでいくのは嬉しいものです。
寒い時期に種を蒔いておいた方は綺麗な花を見ることができたことでしょう。
海外の株式や投信ばかりでなく、日本の良い会社を見つけて応援の意味も含めて日本株を買ってみてはいかがでしょう。
ご自身の興味のある身近な株式を保有することは沢山の学びがありますし、更に育ってくれればなお嬉しい。
私は日本で生まれ日本で生活しているので個別株は日本株中心。
ちゃんと選べば結構いけるものです。
さて5月末時点の移動中値線によるトレンド分析です。
アメリカとイギリスのモメンタムが陰転したのは気になるものの、ヨーロッパ、日本、中国、インド、ロシアは上昇トレンド継続中。
株価が下に大きく振れることがなければ、6月に韓国のモメンタムが陽転します。
長きにわたって右肩上がりだったアメリカの回復が遅れていますが、引き締め中ですから仕方ありませんね。
それにしても5月の日本株、特に日経平均株価は強かった。
どんな思いで海外勢が日本株を買っていたかはわかりませんがドル建ての日経平均株価はこんな感じ。
Quickより
さて6月はどんな展開になるでしょう。
(図1)
世界株式指数よりIFA岩野優子作成
(図2)
世界株式指数よりIFA岩野優子作成
(図1 注釈)
黄色いラインのトレンド分析を重視します。12か月間の高値と安値の平均が前月に比べて上昇したら〇、下降したら●です。
その下の2本線は黄色いラインの〇と●をより詳しく表記したもので、トレンドの強さは□、〇、△、▲、●、■の順番です。
下段の黄色いラインは月次ベースのモメンタム。
モメンタムは当月の終値を前年同月の終値で割って算出し、その数字の変化をみます。
数値が1よりも大きければ(当月の終値が前年同月の終値よりも高ければ) ○ 、数値が1よりも小さければ● です。
数値が0.75を下から上へ抜けてきた時にはBuyマークをつけ、1.25を上から下へ抜けてきた時にはSellマークをつけています。
モメンタムはトレンド分析よりも早めにシグナルが出る一方、だましも入りやすいのであくまでも補足としてみています。
(図2 注釈)
図2は図1の白いラインの□を3点、◯を2点、△を1点。■を−3点、●を−2点、▲を−1点にして表にしました.
この移動中値線によるトレンド分析は日々、日中の高値、安値を計測し、毎月月末に締めてトレンドを観測しています。
大まかな株価トレンドを見るためのものですので実際の投資タイミングにつきましては他の要素も勘案しご自身でご判断ください。
金融商品取引法に基づく表示
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