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変化を楽しむ
8月までの暑さはどこへやら、心地いい季節となりました。
青いキャンパスの上でゆっくりと移動する白い雲が色々なものに見えてきます。
同じ雲でも見え方は人それぞれなのだろうなあと思うと、なんだか面白くなってきます。
ここ数年は特に、良いことも悪いことも世界で様々なことが起きています。
10年、20年後には、目に見えるものも、見えないものもずいぶんと変わっているのでしょうね。
株や為替を見ていてもその兆候が現れていて、そうか、そういうことか!と数字を見て感じ入っています。
数字を見て感じるってなんともおかしな話ですね。
さて8月末時点の移動中値線による株価トレンド分析です。
8月も下降トレンド継続中。特にアメリカが良くないですね。
欧州大陸は下降トレンドの中の一服。
イギリスはかろうじて下降トレンド入りしてきません。
比較的しっかりしているのはインド、日本、ブラジル。
インドはまだ高値更新も狙えそうな位置にいます。
この表には入っていませんがインドネシアは高値を更新しています。
人口の多い新興国の株価は比較的しっかりしていますね。
その中で人口減少の日本は異質な存在。
移民を受け入れるなど大きな政策変更でも出てくるのでしょうか。
生産性向上と、人口増は国の経済活性化のために欠かせない両輪。
大きな流れの変化に乗って、日本も変わっていくことを期待します。
(注)8月、 ロシア(RTS)のデーター更新はありません。
(図1)
世界株式指数よりIFA岩野優子作成
(図2)
世界株式指数よりIFA岩野優子作成
(図1 注釈)
黄色いラインのトレンド分析を重視します。12か月間の高値と安値の平均が前月に比べて上昇したら〇、下降したら●です。
その下の2本線は黄色いラインの〇と●をより詳しく表記したもので、トレンドの強さは□、〇、△、▲、●、■の順番です。
下段の黄色いラインは月次ベースのモメンタム。
モメンタムは当月の終値を前年同月の終値で割って算出し、その数字の変化をみます。
数値が1よりも大きければ(当月の終値が前年同月の終値よりも高ければ) ○ 、数値が1よりも小さければ● です。
数値が0.75を下から上へ抜けてきた時にはBuyマークをつけ、1.25を上から下へ抜けてきた時にはSellマークをつけています。
モメンタムはトレンド分析よりも早めにシグナルが出る一方、だましも入りやすいのであくまでも補足としてみています。
(図2 注釈)
図2は図1の白いラインの□を3点、◯を2点、△を1点。■を−3点、●を−2点、▲を−1点にして表にしました.
この移動中値線によるトレンド分析は日々、日中の高値、安値を計測し、毎月月末に締めてトレンドを観測しています。
大まかな株価トレンドを見るためのものですので実際の投資タイミングにつきましては他の要素も勘案しご自身でご判断ください。