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2022年03月09日

今できることをしていきましょう。

毎日、信じられない光景を目の当たりにしています。

こんなことがまさかこの時代に起き、そして今もなお止められないなんて。

思えばウクライナに限らず世界のあちこちで罪のない犠牲者が出ているのでしょう。

平和の中にいるときはなかなか気がつきませんが、いつ自分がその立場になるかわかりません。

また、天災に襲われることもあるかもしれません。

ロシアの攻撃が一日も早く終わることを祈りつつ、自分自身も今できること、やりたいことを先延ばしせずに行動しようと思う次第です。

 

さて今月は株式の配当金に注目してみたいと思います。 

特に3月は決算月の会社が多い。

日経平均株価採用銘柄の予想配当利回りは2.42%(3月5日時点)

2000万円分の株式を保有したとすると

株式2000万円×配当利回り2.42%×税引き後(1-0.2)=38.72万円

38.72万円÷12ヶ月≒3.2万円

 

仮に配当利回り3.6%以上でポートフォリオを組むとすると、税引き後の手取りが3%あるので

2000万円分の株式に対して年60万円の配当金。月に直すと5万円。

配当金は必ず支払われるというものではありませんが、元本を切り崩さずに月5万円の収入が期待できます。

以前話題になった「老後2000万円」問題の根拠はモデル世帯(夫婦二人、退職世代)の収支が月5万円不足していることによるものでした。

銘柄選択の目安の一つにしてみていただいてはいかがでしょうか。

 

 

さて2月末時点の移動中値線による株価トレンド分析です。

かろうじて欧米と中国、インドがこの移動中値線による株価トレンド分析によればまだ上昇トレンドの中です。

一方、日本を含むそのほかの国々は下降トレンドに入っています。

こちらを書いている3月5日時点ではすでに3月、ドイツとイタリアが下降トレンド入りしています。

しばらく厳しそうですね。

 

先ほど配当金の話をしましたが、配当の原資となる株式をため込んでいく時期かもしれません。

こんな時期はいつも以上に株価よりも株数に目を向ける方がよろしいかと思います。

資産を増やしていきましょう。

 

 

(図1) 

トレンド最新図.png

 世界株式指数よりIFA岩野優子作成   

 

 

(図2)

トレンド最新数字.png

世界株式指数よりIFA岩野優子作成 

  

(図1 注釈)

黄色いラインのトレンド分析を重視します。12か月間の高値と安値の平均が前月に比べて上昇したら〇、下降したら●です。

その下の2本線は黄色いラインの〇と●をより詳しく表記したもので、トレンドの強さは□、〇、△、▲、●、■の順番です。

 下段の黄色いラインは月次ベースのモメンタム。

モメンタムは当月の終値を前年同月の終値で割って算出し、その数字の変化をみます。

数値が1よりも大きければ(当月の終値が前年同月の終値よりも高ければ) ○ 、数値が1よりも小さければ● です。

数値が0.75を下から上へ抜けてきた時にはBuyマークをつけ、1.25を上から下へ抜けてきた時にはSellマークをつけています。

モメンタムはトレンド分析よりも早めにシグナルが出る一方、だましも入りやすいのであくまでも補足としてみています。

 

(図2 注釈)

図2は図1の白いラインの□を3点、◯を2点、△を1点。■を−3点、●を−2点、▲を−1点にして表にしました.

 

 

この移動中値線によるトレンド分析は日々、日中の高値、安値を計測し、毎月月末に閉めてトレンドを観測しています。

大まかな株価トレンドを見るためのものですので実際の投資タイミングにつきましては他の要素も勘案しご自身でご判断ください。