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遠くを見て走ろう🏍
アメリカの物価上昇に伴う金融引き締め観測に起因して1月はなかなか厳しい株式相場となりました。
おかげでやっと買いたい気もするけど手が出なかった銘柄にも買いチャンスを与えてくれたように思います。
2月はどんな展開になるでしょう?
当たるか当たらないかはわかりませんが日経平均株価過去10年間の1月2月の月次パフォーマンスを集計してみました。
月初と月末の比較です。
勝率は1月、2月ともに6勝4敗
1月が負けで2月に勝ったのは4回のうち1回。分が悪い (-_-;)
足元の道がガタガタしているときは特に、遠くを見て走りましょう。
バイクの運転と同じですね。
私は株式のガタガタは慣れているけれど砂利道のガタガタはかなり怖いです。
分からないことや慣れていないことは必要以上に不安を感じるもの。
何事も経験が大事。慣れてくれば不安感も和らいでいくでしょう。
だんだん日本でもモノの値段が上がってきました。
物価が上がっていくということは長い目で見れば現金の価値がじわじわ下がっていくということ。
時代に合わせて価値が変化するものを持っておくことが将来の生活基準をおとさないために大切です。
さて1月末時点の移動中値線による株価トレンド分析です。
1月は初旬に各国上昇したため、特にアメリカ、ヨーロッパでは力強い上昇トレンド継続です。
一方、先月下降トレンド入りしたブラジルに加え、日本、韓国、ロシアが下降トレンド入りしました。
中国はモメンタムが陰転しています。
全体としてはまだ上昇トレンドの中。日本を除く先進国のエネルギーがまだ残っています。
それにしてもこのトレンド分析の補足として使っているモメンタムのSellマークはいい指標だなあと自画自賛。
私の恩師である国際テクニカル協会の理事長をなさっていた岡本博先生から教えていただいた基準を継承しています。
2020年の1月、2021年の12月にSELLマークが多く出現したのち株価は大きめの値下がりを経験しています。
このホームページを見てくださっている方はこの小さなSマークがたくさん出てきたらちょっと用心してくださいね。
さて今月も頑張っていきましょう。
(図1)
世界株式指数よりIFA岩野優子作成
(図2)
世界株式指数よりIFA岩野優子作成
(図1 注釈)
黄色いラインのトレンド分析を重視します。12か月間の高値と安値の平均が前月に比べて上昇したら〇、下降したら●です。
その下の2本線は黄色いラインの〇と●をより詳しく表記したもので、トレンドの強さは□、〇、△、▲、●、■の順番です。
下段の黄色いラインは月次ベースのモメンタム。
モメンタムは当月の終値を前年同月の終値で割って算出し、その数字の変化をみます。
数値が1よりも大きければ(当月の終値が前年同月の終値よりも高ければ) ○ 、数値が1よりも小さければ● です。
数値が0.75を下から上へ抜けてきた時にはBuyマークをつけ、1.25を上から下へ抜けてきた時にはSellマークをつけています。
モメンタムはトレンド分析よりも早めにシグナルが出る一方、だましも入りやすいのであくまでも補足としてみています。
(図2 注釈)
図2は図1の白いラインの□を3点、◯を2点、△を1点。■を−3点、●を−2点、▲を−1点にして表にしました.
この移動中値線によるトレンド分析は日々、日中の高値、安値を計測し、毎月月末に閉めてトレンドを観測しています。
大まかな株価トレンドを見るためのものですので実際の投資タイミングにつきましては他の要素も勘案しご自身でご判断ください。