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実りの秋には種を蒔こう
日本では総選挙が終わり、アメリカの金融緩和縮小も緩やかなものとなりひとまず不安材料は払しょくされました。
日経平均株価は日本の成長を示す指標。
「成長なくして分配なし」という言葉を聞くにつれ、なんだかもやもやした気持ちに。
成長戦略が全く聞こえてこない! 何もしないということなのかなあと。
そろそろこの国はまずいのではないかと思ってしまいます。
日本に生まれ育ったので日本企業を応援したいのですが・・・
愚痴はこれくらいにして、9月末時点のトレンド分析です。
欧米とインド、ロシアが上値を更新し、強さを取り戻してきました。
アジアの国々は上昇トレンドの中にいるものの、上値を切り上げるほどの強さはありません。
ブラジルは11月、このままの水準では下降トレンドに入ってしまう。ちょっと気になるところです。
しかしながら、過去の移動中値線を見ると上昇トレンドは8~10年続いています。
現状、時価総額の大きい先進国がしっかりしているので仕込み強化のスタンスでいきたいと思います。
(図1)
世界株式指数よりIFA岩野優子作成
(図2)
世界株式指数よりIFA岩野優子作成
(図1 注釈)
黄色いラインのトレンド分析を重視します。12か月間の高値と安値の平均が前月に比べて上昇したら〇、下降したら●です。
その下の2本線は黄色いラインの〇と●をより詳しく表記したもので、トレンドの強さは□、〇、△、▲、●、■の順番です。
下段の黄色いラインは月次ベースのモメンタム。
モメンタムは当月の終値を前年同月の終値で割って算出し、その数字の変化をみます。
数値が1よりも大きければ(当月の終値が前年同月の終値よりも高ければ) ○ 、数値が1よりも小さければ● です。
数値が0.75を下から上へ抜けてきた時にはBuyマークをつけ、1.25を上から下へ抜けてきた時にはSellマークをつけています。
モメンタムはトレンド分析よりも早めにシグナルが出る一方、だましも入りやすいのであくまでも補足としてみています。
(図2 注釈)
図2は図1の白いラインの□を3点、◯を2点、△を1点。■を−3点、●を−2点、▲を−1点にして表にしました.
この移動中値線によるトレンド分析は日々、日中の高値、安値を計測し、毎月月末に閉めてトレンドを観測しています。
大まかな株価トレンドを見るためのものですので実際の投資タイミングにつきましては他の要素も勘案しご自身でご判断ください。