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2月は軽い調整が入りました
2月の終わりは久々に大きく下がったように感じました。
しかし振り返ると国別でみても個別銘柄でみても多くの国、銘柄が月末より月初の方が安い。
ここはしっかりと今の立ち位置を確認してみましょう。
(図1)
世界株式指数よりIFA岩野優子作成
2021年2月末時点の移動中値線によるトレンド分析です。
上昇トレンドの中にある国はアメリカ、ドイツ、日本、中国、韓国、インド、ブラジルで先月と変わりません。
先行指標となるモメンタムではフランス、イタリア、ロシアが陽転しました。
(図2)
世界株式指数よりIFA岩野優子作成
昨年1月から3月にかけて大きく下がった影響で図2の2月の数値は小さくなりがちです。
昨年はどの国も3月が最安値だったので、来月の移動中値線によるトレンドが強くでることはほぼ確定です。
過去を振り返ると、通常上昇トレンドは数年続きます。
ひところより買いやすくなった銘柄も出てきました。
安くなった時は積極的にいきましょう。
(図1 注釈)
黄色いラインのトレンド分析を重視します。12か月間の高値と安値の平均が前月に比べて上昇したら〇、下降したら●です。
その下の2本線は黄色いラインの〇と●をより詳しく表記したもので、トレンドの強さは□、〇、△、▲、●、■の順番です。
下段の黄色いラインは月次ベースのモメンタム。
モメンタムは当月の終値を前年同月の終値で割って算出し、その数字の変化をみます。
数値が1よりも大きければ(当月の終値が前年同月の終値よりも高ければ) ○ 、数値が1よりも小さければ● です。
数値が0.75を下から上へ抜けてきた時にはBuyマークをつけ、1.25を上から下へ抜けてきた時にはSellマークをつけています。
モメンタムはトレンド分析よりも早めにシグナルが出る一方、だましも入りやすいのであくまでも補足としてみています。
(図2 注釈)
図2は図1の白いラインの□を3点、◯を2点、△を1点。■を−3点、●を−2点、▲を−1点にして表にしました.
この移動中値線によるトレンド分析は日々、日中の高値、安値を計測し、毎月月末に閉めてトレンドを観測しています。
大まかな株価トレンドを見るためのものですので実際の投資タイミングにつきましては他の要素も勘案しご自身でご判断ください。