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種まきは寒い時期に
2021年年初3日の日経平均株価はマイナスで始まりました。
昨年の相場が強かったこともあり何となく用心していた人も多いのではないでしょうか。
しかし結果的にはまずまずしっかりした相場でした。
1月は人が集まりやすいお正月や成人式があったため、どれだけ新型コロナの感染者が増えることかと思いましたが
緊急事態宣言が発出されると徐々に感染者数は減っていきました。
すごい国だなあと感心致しました。
さて、2021年1月の移動中値線によるトレンド分析です。
上昇トレンドの中にある国はアメリカ、ドイツ、日本、中国、韓国、インドとブラジル。
ブラジルは1月から上昇トレンドの仲間入り。
まだ下降トレンドから抜け出せていない国はイギリス、フランス、イタリア、ロシア。
フランス、イタリアがあと少し。
昨年の1月から3月に大きく下がったことから下降トレンドから抜け出せていない国々は今はいい数値になりにくい。
3月からは1年前の下値が切り上がってくるのでテクニカル的には上がりやすい地合いになります。
種まきは寒い時期におこなって、暖かくなったら縁側で花を愛でよう。
株式投資も種まきが大事。
一人でも多くの方とこの楽しさを共有したい。
世界株式指数よりIFA岩野優子作成
黄色いラインのトレンド分析を重視します。12か月間の高値と安値の平均が前月に比べて上昇したら〇、下降したら●です。
その下の2本線は黄色いラインの〇と●をより詳しく表記したもので、トレンドの強さは□、〇、△、▲、●、■の順番です。
下段の黄色いラインは月次ベースのモメンタム。
モメンタムは当月の終値を前年同月の終値で割って算出し、その数字の変化をみます。
数値が1よりも大きければ(当月の終値が前年同月の終値よりも高ければ) ○ 、数値が1よりも小さければ● です。
数値が0.75を下から上へ抜けてきた時にはBuyマークをつけ、1.25を上から下へ抜けてきた時にはSellマークをつけています。
モメンタムはトレンド分析よりも早めにシグナルが出る一方、だましも入りやすいのであくまでも補足としてみています。
下の表は上の表の白いラインの□を3点、◯を2点、△を1点。■を−3点、●を−2点、▲を−1点にして表にしました。
世界の株式指数よりIFA岩野優子作成
注)この移動中値線によるトレンド分析は日々、日中の高値、安値を計測し、毎月月末に閉めてトレンドを観測しています。
大まかな株価トレンドを見るためのものですので実際の投資タイミングにつきましては他の要素も勘案しご自身でご判断ください。