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移動中値線による主要国株価トレンド分析(2020年1月末)
世界の株価トレンド上昇傾向継続中
2020年に入りコロナウイルスが中国の武漢から世界に広がりを見せています。
実体経済への影響を考えると決して楽観できる状況ではありませんが世界の株式市場はなぜか堅調です。
12月にイギリスが陽転したのに引き続き1月は韓国も陽転し、観測している11か国すべてが上昇トレンドとなりました。
一旦上昇トレンドに入りますとしばらく続く傾向にあります。
一方、フランス、ドイツ、イタリア、ロシア、ブラジルのモメンタムにSellマークが点灯しました。
Sellマークは上昇の勢いが落ちたときに点灯します。詳しくは下段に記載しています。
今回は上昇トレンドに入ってまださほど月日がたっていないのでコロナウイルスが落ち着いてくればそのまま上昇していくと考えられます。
しかし2~3か月後にSellマークがもう一度点灯した場合、しばらくしてトレンドが下向きになることが多いのでそこは注意が必要です。
少なくとも春くらいまではなんだかんだ上昇し、5月ころには弱気な業績予想に押され、その後大統領選挙に向けて上昇する、
ざっくりとではありますが、そんな一年になろうかと予想しています。
世界株式指数よりIFA岩野優子作成
黄色いラインのトレンド分析を重視します。12か月間の高値と安値の平均が前月に比べて上昇したら〇、下降したら●です。
その下の2本線は黄色いラインの〇と●をより詳しく表記したもので、トレンドの強さは□、〇、△、▲、●、■の順番です。
青いラインは月次ベースのモメンタム。
モメンタムは当月の終値を前年同月の終値で割って算出し、その数字の変化をみます。
数値が1よりも大きければ(当月の終値が前年同月の終値よりも高ければ) ○ 、数値が1よりも小さければ● です。
数値が0.75を下から上へ抜けてきた時にはBuyマークをつけ、1.25を上から下へ抜けてきた時にはSellマークをつけています。
モメンタムはトレンド分析よりも早めにシグナルが出る一方、だましも入りやすいのであくまでも補足としてみています。
下の表は上の表の白いラインの□を3点、◯を2点、△を1点。■を−3点、●を−2点、▲を−1点にして表にしたものです。
トレンドは強いですね。
世界株式指数よりIFA岩野優子作成