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移動中値線による主要国株価トレンド分析(2019年10月末)
世界の株式上昇トレンド入り
10月末時点の移動中値線による主要国の株価トレンド合計値はプラス10。
世界全体のトレンドは上向きになりました。
上昇トレンドの中にいる国はアメリカ、フランス、ドイツ、中国、インド、ロシア、ブラジル。
ドイツとイタリアが新しく上昇トレンドの仲間入りとなりました。
下降トレンドの中にいる国はイギリス、日本、韓国。
11月に入って日本も上昇トレンドの仲間入り。
下がったら買おうと思っているうちはなかなか下がらないもの。
3年5年と少し長めののチャートを見るとまだまだ低い位置にいる銘柄が沢山あります。
足元の業績が落ちている会社は多いものの不景気の株高という言葉があるように株価は実体経済の半年から1年先を見ています。
ここは積極的に資産作りに取り組むべき時期だと思います。
世界株式指数よりIFA岩野優子作成
黄色いラインのトレンド分析を重視します。12か月間の高値と安値の平均が前月に比べて上昇したら〇、下降したら●です。
その下の2本線は黄色いラインの〇と●をより詳しく表記したもので、トレンドの強さは□、〇、△、▲、●、■の順番です。
青いラインは月次ベースのモメンタムです。
モメンタムは当月の終値を前年同月の終値で割って算出し、その数字の変化をみます。
数値が1よりも大きければ(当月の終値が前年同月の終値よりも高ければ) ○ 、数値が1よりも小さければ● です。
数値が0.75を下から上へ抜けてきた時にはBuyマークをつけ、1.25を上から下へ抜けてきた時にはSellマークをつけています。
モメンタムはトレンド分析よりも早めにシグナルが出る一方、だましも入りやすいのであくまでも補足としてみています。
下の表は上の表の白いラインの□を3点、◯を2点、△を1点。■を−3点、●を−2点、▲を−1点にして表にしたものです。
世界株式指数よりIFA岩野優子作成
各国の数値を合計すると全体のトレンドが見えてきます。