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移動中値線による主要国株価トレンド分析(2019年9月末)
9月末時点の移動中値線による主要国の株価トレンド合計は8月のマイナス4から改善しプラス3に。
上昇トレンドの中にいる国はアメリカ、フランス、中国、インド、ロシア、ブラジル。
その中で高値を更新したのはフランスです。
下降トレンドの中にいる国はイギリス、ドイツ、イタリア、日本、韓国。
世界全体で見るとまだ方向感がありませんが欧州のトレンドがよくなりつつあります。
全体のトレンドがマイナス入りしてちょうど1年が経ちました。
過去の移動中値線によるトレンドを見ると全体の合計数値がマイナス圏内にいるのは約1年から1年半です。
日本にフォーカスしますと9月は日経平均株価が10連騰しました。
日本の株式はギュッと押しつぶされて反発のエネルギーが溜まっていたようです。
10連騰はなかなか起こらない輝かしいことなのに世の中ではあまり話題になりませんでした。
できればドカーンと下がったときに仕入れたいものですがそれはいつ来るのかまたは来ないままなのか誰にもわかりません。
秋風が吹いて肌寒くもの悲しいこの季節はいい買い場になることが多いように思います。
来年または数年後の花を咲かせるために少しずつ種を蒔いておきましょう。
世界株式指数よりIFA岩野優子作成
黄色いラインのトレンド分析を重視します。12か月間の高値と安値の平均が前月に比べて上昇したら〇、下降したら●です。
その下の2本線は黄色いラインの〇と●をより詳しく表記したもので、トレンドの強さは□、〇、△、▲、●、■の順番です。
青いラインは月次ベースのモメンタムです。
モメンタムは当月の終値を前年同月の終値で割って算出し、その数字の変化をみます。
数値が1よりも大きければ(当月の終値が前年同月の終値よりも高ければ) ○ 、数値が1よりも小さければ● です。
数値が0.75を下から上へ抜けてきた時にはBuyマークをつけ、1.25を上から下へ抜けてきた時にはSellマークをつけています。
モメンタムはトレンド分析よりも早めにシグナルが出る一方、だましも入りやすいのであくまでも補足としてみています。
下の表は上の表の白いラインの□を3点、◯を2点、△を1点。■を−3点、●を−2点、▲を−1点にして表にしたものです。
世界株式指数よりIFA岩野優子作成
各国の数値を合計すると全体のトレンドが見えてきます。