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主要国株価トレンド2019年8月
移動中値線による主要国の株価トレンド
世界株式指数よりIFA岩野優子作成
黄色いラインのトレンド分析を重視します。12か月間の高値と安値の平均が前月に比べて上昇したら〇、下降したら●です。
その下の2本線は黄色いラインの〇と●をより詳しく表記したもので、トレンドの強さは□、〇、△、▲、●、■の順番です。
青いラインは月次ベースのモメンタムです。
モメンタムは当月の終値を前年同月の終値で割って算出し、その数字の変化をみます。
数値が1よりも大きければ(当月の終値が前年同月の終値よりも高ければ) ○ 、数値が1よりも小さければ● です。
数値が0.75を下から上へ抜けてきた時にはBuyマークをつけ、1.25を上から下へ抜けてきた時にはSellマークをつけています。
モメンタムはトレンド分析よりも早めにシグナルが出る一方、だましも入りやすいのであくまでも補足としてみています。
下の表は上の表の白いラインの□を3点、◯を2点、△を1点。■を−3点、●を−2点、▲を−1点にして表にしたものです。
各国の数値を合計すると全体のトレンドが見えてきます。
世界株式指数よりIFA岩野優子作成
7月末時点の移動中値線による主要国の株価トレンド合計は先月のプラス7から下落に転じマイナス4。
先月勢いのあったアメリカ、フランス、ロシア、ブラジルが一服し韓国が切り下げてきました。
トレンド転換というほどの変化があった国はありません。
上昇トレンドの中にいる国はアメリカ、フランス、中国、インド、ロシア、ブラジル。
下降トレンドの中にいる国はイギリス、ドイツ、イタリア、日本、韓国。
日本の企業の中にも米中貿易戦争のあおりを受けている会社はたくさんありますが、当のアメリカ、中国は上昇トレンドの中。
本格的に自分たちが下降トレンド入りしないと妥協点を見出そうとはしないのでしょうか。
日経平均株価のトレンドはまだ下向きですがそんな時こそ宝探しをしておきましょう。
まだはもうなり、もうはまだなり。