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目薬とダンプ
石川県羽咋市にある参天製薬の製造工場を見学しました。
参天製薬の基本理念は『天機に参与する』
自然の神秘を解明して人々の健康の増進に貢献するという意味だそうです。
それで参天製薬なのですね。
売上の92%が医療用の目薬。
医療用目薬では国内NO.1でシェア46.2%
お値段は1本65円から2700円まで。
どちらも緑内障に使う眼薬だそうです。
全体の平均では1本(5ミリリットル)500円位。
1リットルは1000ミリリットルですからリッター10万円
ガソリンの600倍以上。大変高価な品物です。
工場はほぼ無人化されていて細かい管が沢山。
どれもピカピカです。
薬を投入するたびに機材を全て洗浄するとのこと。
いかに清潔な環境の中で製品を作るかというところに参天製薬の強みがあるようです。
一方、市販薬ではロートに次いで第2位。
高齢化は進むし電子機器の使用の増加によって目は酷使されている。
医療費削減のためにも市販薬も頑張ってと思いました。
さて翌日は石川県小松市にある、こまつの杜です。
残念なことにこちらは工場ではなくコマツの創業地に作られた展示場。
工場は港に近い金沢にすべて移転したそうです。
商品がなんせ重たいですからね。できるだけ港に近い方がいいのでしょう。
こちらでは日本に1台しかない超大型ダンプトラック930eが展示してありました。
総重量202トン。最大積載量297トン。
小松市の小学生を全員載せることができる重さだそうです。
お値段は1台10億円。(1キロブラムあたり5000円・・・)
展示品はアメリカとチリで働いたのち、日本に来ました。
10年間で120万キロメートル(地球30周分)走行したそうです。
今は無人トラックになっていて24時間休まず稼働します。
コマツではドローンを飛ばして作業場を計測し、AIが工程表を作り、無人トラックが作業をする、なんてこともできるそうです。
とってもハイテクですね。
2つの会社に共通することはどんどん無人化されていくということ。
10年後の未来はどんな風になっているのでしょう。