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日経平均株価2030年に10万円に???(その2)
前回の「日経平均株価2030年に10万円に???」の記事を見て皆さんどう思いましたか?
「低成長の日本で日経平均株価が10万円なんてあり得ない!」とか
「株が上がってくると大風呂敷広げる人いるのよね~。」とか思いませんでしたか。
しかし、下記の黄色のラインは過去70年の日経平均株価(対数表示)の中間ラインをそのまま引っ張ったものです。
そしてチャートの右の方には「w」の形が見えます。
これは株式チャートの代表的な底打ちサイン(ダブルボトム)です。
アベノミクスが始まってもうすぐ5年。
日経平均株価は2012年の初め(8549円)から3倍近く(2017年11月末22724円)になっています。
日本の代表的指数である日経平均株価を2012年に500万円分持っていた人は1500万円に。
5000万円分持っていた人は1億5000万円に。
一方、預貯金しか持っていなかった人はほぼ何も変わりません。
この事実をもっとしっかり受け止める必要があります。
また目を外に向けてみると、海外と日本では資産の配分に大きな違いがあります。
日本ではタンス預金や預貯金の資産比率が他国と比べて著しく高い。
長く続いた低金利、デフレのせいでしょうか、現金信仰が大変強いように思います。
あたかも今目の前にある1万円札が10年後、20年後も同じ価値であるかのように。
下記の図表をご覧ください。
海外では投資教育も盛んで、自分の手元にある資金を増やすことを考え、行動しています。
日本はバブルの後遺症が強く残り、投資に対して世界で一番消極的な国と言えるでしょう。
私たち日本人が自国の株式への投資を減らしている間に今や日本株の外国人投資家による売買比率は7割を超え保有比率も3割を超えています。
株式を保有するということはその会社の技術や生産設備、土地、人材などその会社の資産を保有することと同じこと。
このまま外国人の保有比率がどんどん増えていっていいのでしょうか。
日本取引所グループ 2016年度株式分布状況調査結果の概要より
ご自身のお金を増やそうと考えることは、お金に対してまじめに取り組むことであり、決して恥じたり遠慮したりすることではありません。
2030年に日経平均が10万円になるのかならないのかは私もわかりません。
しかし将来の変化に対応できるよう、一人一人が自分で考え自分で備えるべきと思います。
ご自分一人では難しい、ファイナンシャル・アドバイザーと一緒に相談しながら、投資をしてみたいとお考えの方、お待ちしております。
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