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2017年03月02日

オムロン株式会社工場見学

 

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東証ペンクラブの皆様方とご一緒にオムロン株式会社の草津工場見学に行ってきました。

 

オムロンは1933年「立石電機製作所」として創業し1990年「オムロン株式会社」に社名変更。

「オムロン」という社名の由来は京都の地名「御室(おむろ)」だそうです。

最初の商品はレントゲン写真撮影用タイマー。

20分の1秒で正確に撮影できる当時としては画期的な製品だったそうです。

 

オムロンの草津工場がある滋賀県は日本最大の湖琵琶湖がありその面積は県の約6分の1を占めます。

また工業が盛んで県内総生産に占める第2次産業の割合は40.9%あり全国第一位。

さらに草津市は住みやすさ近畿ブロック4年連続第一位。 とても落ち着いた静かな町でした。

 

さてオムロンの事業です。

体温計や体重計、万歩計などヘルスケア関連の印象が強いですが以外にもその割合は13%のみ。

売上の半分は制御機器事業と電子部品事業。

工場のオートメーション化と効率化を司る仕事をしています。

そして4分の1が車載事業と社会システム事業。

社会システム事業では鉄道の自動改札や券売機、道路管制システムなどをしています。

 

工場の効率化を提案する会社だけにオムロンの工場内には業務効率化の努力があちこちに見られます。

一日に500回も段取りを変えられる機械もあるそうです。

 一番印象的だったのは生産の大半を外部委託しており、驚いたことにそれらの会社との資本関係は1~3%とのこと。

今ではそれが当たり前のようです。

自社ですべてをやろうとすると時代のスピードについていけない。

また下請けの会社も資本を持たれることを望まない。

実に緊張感のある関係の中多くの製品が作られていると知り大変勉強になりました。