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2016年09月13日

日本の医療費

 

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 電子カルテを作っているCEールディングズの社長杉本さん、経営企画室長の芳賀さんが会社説明会のために竹橋オフィスに来てくださいました。約2時間にわたり会社の説明と日本の医療のIT化についてお話を伺いました。

 日本の電子カルテの普及率は大病院で62%中小病院で22%。電子カルテが普及すると大病院とかかりつけ医の連携もよりスムーズになり、同じような検査を何度も繰り返すこともなくなるでしょう。

 日本の医療費は40兆円。そのうちの自己負担分は5兆円のみ。その他は健康保険料から19.5兆円、税金から15.5兆円が拠出されています。2025年には52.3兆円になると推定されています。

 

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 今現在でも健康保険料は高いと感じておられる方は多いことでしょう。実はそれに近い金額が税金からも拠出されているのです。今後高齢化はますます進み、手を打たなければ日本の医療費は拡大する一方です。その割にはしくみとしての医療の効率化は遅れていると思います。国際競争にさらされない分野は変化が遅いのかもしれませんね。

 

 最後に社長の杉本さんがおっしゃっていた「カルテは個人のものだ!」という言葉に感銘を受けました。自己負担3000円の検査でも実際は10000円かかっています。そんな検査結果について大抵数分の説明を受けるのみ。一番大事な命に関わることを人任せにしている気がしてなりません。自分の検査結果は自分の手元でじっくりみてお医者様のアドバイスを聞きながら自分で治療方針を考える、そんな時代になったらいいなと思います。