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2016年08月25日
日米英の個人金融資産の動向
アイ・パートナーズフィナンシャル新宿オフィスにてマネー雑誌でおなじみの
フィディリテイ退職・投資教育研究所所長の野尻哲史さんにお越しいただき
英国における資産形成の仕方や金融制度の変化について勉強会が行われました。
日本の金融制度は欧米に遅れること10年。
投資教育は子供のころから行われ、特に英国の年金制度は半強制的に資産運用してもらう仕組み。
追いかけ日本の制度も変わりつつありますが、その歩みはゆっくりです。
まずはこちらの資料をご覧ください。
日米の個人金融資産の内訳比較です。
日本は「貯蓄」の割合が非常に高く「投資」の比率が低いですね。
次にこちらの資料を見てください。
日米英の個人金融資産の推移です。
過去27年間に米英の個人金資産が5-6倍になったのに対し、日本はたったの2倍。
日本は個人金融資産の多い「金持ち国家」と言われていましたが、相対的にじりじりと
貧しくなってきています。
金融資産が増えていかないとお買い物や旅行もままなりません。
百貨店や旅行業界が外国人観光客に頼る構図はますます進んでいくでしょう。
ましてや新興国の方々の所得の伸びにかなうものではありません。
自分で資産を増やす努力をしなければ10年後、20年後今と同じようにお買い物をしたり
温泉に行ったりできなくなるでしょう。
日本の人口構成や財政、年金制度を考えると「自分の資産は自分で作る!」という発想が大切だと思います。